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実績・実例

内部告発者に対する訴え提起の正当性

(北海道新聞平成21年10月23日夕刊その他の日刊紙、TVニュース)

事件の概要
裁判所WEB(http://www.courts.go.jp/)に登載
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全文(PDF)
 
事件番号    : 平成20(受)1427
事件名     :謝罪広告等請求本訴,慰謝料請求反訴事件
裁判年月日 :平成21年10月23日
法廷名 : 最高裁判所第二小法廷

当事務所が担当した事件について,札幌高裁が当方を敗訴させた部分を,最高裁は,上告受理して,札幌高裁判決を破棄したうえ,差し戻しました。

 最高裁が破棄した部分について,私が起案した上告受理申立て理由は,次のとおりです。
 ⇒ http://www2.smaedalaw.com/0373_000.pdf 【上告受理申立理由】


 新聞,テレビ局で構成される司法クラブに求められて,私が起案したマスコミに公表したコメントは,次のとおりです。
 ⇒ http://www2.smaedalaw.com/0372_000.pdf 【マスコミに対するコメント】

 札幌高裁判決の判断は,上記【上告受理申立理由】で述べたとおり,裁判制度の長年の歩みの中で形成された,制殿原則として正当な行為である訴えの提起を敢えて不法行為を構成するかどうかを判断するにあたっては慎重な配慮をしなければならないという最高裁の考え方を無視するものであることに加え,最後の救済の砦でもある訴訟の現場における,裁判所,裁判官の在り方にも大きな問題があるものでした。

 ところで,新聞報道によると,被上告人が,札幌市内で記者会見し,同席した代理人弁護士が,「最高裁判決は過去の判例を機械的に当てはめたもの。提訴の適法性を個別具体的に判断してもらいたかった」と話したとのことです(平成21年10月24日北海道新聞朝刊)。

 しかし,判決全文をご覧いただくと明らかなとおり,最高裁の判決は,どう見ても,個別具体的に判断しており,同代理人が何を言おうとしているのか,私には全く理解できません。

 なお,同誌では,私のコメントを,「憲法の保障する裁判を受ける権利を重視した物で,高く評価できる」と要約して掲載しています。
 上記【マスコミに対するコメント】と比べてみていただきたいものです。

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