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「知らぬが仏・・・情報統制の恐怖」―羽田空港封鎖の場合

先日、オフに、女房と東京に行った。土曜日に上京し、その日の内に「ドラリオン」を観て、日曜日の夜に羽田空港から帰ってくる、という強行軍を予定していた。ところが、搭乗を予定していた札幌(千歳)行き航空便が、雪で欠航し、しかも、乗客が殺到したのか午後2時過ぎまで便がとれず、事務所への到着は午後5時過ぎとなってしまった。強行軍が、結果、時間的にはとても優雅な旅になってしまった。

羽田空港での出来事

女房は、羽田空港ターミナルのショッピング街を見るというので、私だけ、セキュリティゲートで手荷物検査を受け、ゲートエリア内に入った。すると、雪のため、札幌行きの前便が到着さえしておらず、乗客で溢れている。そして、私の登場する予定の便は、天候調査中の扱いとされていた。

そうこうしているうちに、ゲートの外にいる女房から、携帯電話が入った。セキュリティゲートを通して貰えないというのだ。ゲート担当者に尋ねても、理由は分からず、そのような指示があったとオウム返しとのこと。

しばらくして、女房から、欠航が決まったという場内アナウンスが入ったという電話連絡が入った。しかし、ゲートエリア内では、依然と調査中の表示のままである。

ゲートエリア内と外では、乗客に与える情報が違うのだ。ピンと来た。ゲートエリア内の顧客に速く情報を与えすぎると、混乱が生じるという考えに違いないとの判断だ。まず、外の顧客を落ち着かせてから、タイミングを見てゲートエリア内の顧客にも、決定済みの情報を開示するという企てだ。どんな反応をするかと思って、担当者に、外では、欠航というアナウンスがされているが、違うのかと尋ねてみた。即刻、センターからそのような説明は受けていないと回答された。

まさに、組織的な情報統制だ。そして、組織的といっても、現場の担当者もグルだというのではなく、もしかすると、大きな仕組みの中で、担当者にも情報を開示せずに、手足のように使う仕組みが出来ているのかもしれない。私が訪ねた担当者は、本当に知らなかったのではあるまいか。身近な場面で言われる「敵をだますなら、まず味方から」という諺が、大々的に実施されている。異常な出来事には、しばしば、大袈裟な陰謀説が説かれる。しかし、日常的なちょっとした場面でも、統制される方は全く気がつかないまま、このようなシステマティックな情報統制が行われているのだ。その時は、事態に怒り、大騒ぎをするが、情報統制されていたことにさえ気づかないまま、事態そのものを忘れてしまう。

たまたま、そのような場面に遭遇し、たまたま内外で女房と携帯でやりとりする状況になったので、気がついたが、日常的に無意識にされている情報統制が、多分大々的に多様な場面でなされているであろうことを思うと、安全といった必要からされているとしても、ちょっと怖い感じがした。

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