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[カード地獄] 贅沢ゼイタクは、フトコロ具合にあわせ計画的に!!
ひとさまに後ろ指を刺されない方法

(初出:(株)メディカルプランニング月刊『best NURSE』連載(№50))

誰でも贅沢をしたい!!

でも・・・・・・・・・・・・
 職場で、ストレス、フラストレーションが大量に蓄積すると、職場を離れるや、思いきり発散したいと思うのも当然。しかし、そのようなとき、ふと心のスキマができることがある。悪魔は、そのような心のスキマを常に狙っている。
ほんの小さなスキマのために、人生を台無しにし、“人様に後ろ指を刺され”ながら生きていくことにもなりかねない。

C子さんは、ある小さな会社に勤務する新人OLだ。
従業員の少ないせいもあり、毎日がとても忙しく感じる。初めはそれもまた楽しかったが、同世代の従業員がいないせいか、最近は少々疲れ気味である。
そんな時、C子さんは、人恋しくなって、高校時代のクラス会に出席した。クラスメイトは、皆ハツラツとしてみえる。
「不況だ。」、「残業がない。」と言いながら、女性は誰も皆、美しく着飾っている。毛皮のコートを着てきたD子は、夏にはハワイへ行ったそうである。
「そういえば、忙しい、忙しいで、バーゲンに行く余裕もなかったな・・・・・・。私も少し自分に投資しなくちゃ!!」。
ふと、そう考えたC子さんの心のスキマは、言葉では表現できないほどに大きなものだった。C子さんは、完全に「悪魔に魅せられたOL」になっていたのである。
皆さんお気づきのとおり、「カード地獄」から来た悪魔にである。

「参ったなあ・・・。」
とぼやいていたのは1か月前まで。今では夜も眠れず、ほとんどノイローゼ状態である。家に帰ると電話の嵐。最近は会社にまで電話がくる。

さすがに、会社名は名乗らず「○○ですが、C子さんいますか?」と個人名で電話がくる。課長さんは、「彼氏できたのか?」とからかうが、いつ周りに悟られるか気が気でない。
とにかく、家でも職場でも、電話!電話!電話!・・・・・・。これぞ、まさに「電話魔」等と冗談を言う余裕など、C子さんにあるはずもない。

クラス会のとき、D子は、こういった。
「カードでおろすのよ!!」
D子さんの言ったカードとは、預金から引き下ろす銀行のキャッシュカードではない。最近では、サラ金へ行って「カードでおろす。」というそうな・・・・・・。借金しているだけなのに、ほとんど銀行の預金感覚である。

クラス会の翌日はお休み。C子さん、さすがにサラ金へ行くのは躊躇したが、キャッシングには絶対使わないと決めて、クレジット・カードを申し込み、清水の舞台から飛び降りたつもりで(実は、突き落とされたのだが、・・・・・・)、D子のよりいささか高めの毛皮のコートを買ってしまった。
支払は後からボーナスで。カードは実に便利である。一度使うと度胸がつき。あれよ、あれよという間に、ボーナス時に支払が集中してしまった。
次はキャッシング、そしてサラ金に走るようになった。もう何の躊躇もない、今日一日静かに暮らせればそれでよい・・・・・・。

C子、本日現在負債総額800万円。OL2年目のC子さんがとても返済できる金額ではない(このような状態になってしまった場合、本人自身いくら借りているかもよく分からなくなっているのが通常である。)。

クレジット・カードは便利であり、うまく使えば特典もある。
しかし、C子さんのように、利便性ばかりに目を奪われ、我を忘れてしまうと、借金などの債務ばかりが膨らみ続け、行き着くところは決まっている。

そう、“カード地獄”、“サラ金地獄”へ転落するのみである。

このような事態に陥った場合、二つの方法がある。一つは「任意整理」と呼ばれるもので、債権者との話し合いで何とか返済をしやすくしてもらう方法である。
もう一つは、裁判所から、「破産宣告」受けた後、「免責」の決定を受けることである。「免責」というのは、責任を免れること、つまり債務を全く支払わなくとも良い状態にしてもらうことだ。よく「自己破産」という言葉を耳にするけれど、実は「免責」こそが最終目的だ。

しかし、このような手続はやはり最終手段である。

最後はハッピーエンドにしたいので、C子さんの場合は、親にバレ、代わりに返済して貰い、電話魔からも逃れることができたことにしておこう。
しかし、誰もがこのようにいく訳ではない。“水戸黄門の印籠”や“打ち出の小槌”のようなアイテムは、ほとんどの人が持ちあわせてはいない。
しかも、親、兄弟、保証人等他の人を巻き込んでしまうことも多い。また、勤務先の評判を落としてしまうこともある。そうなれば、借金地獄に堕ちたうえ、一生、“人様に後ろ指を刺され”ながら生きていくことにもなりかねないのだ。 

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