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お手軽ツール,「内容証明郵便」を知る! 005

2016年5月 9日 17:01

お手軽ツール,「内容証明郵便」を知る!
                                             
 ――「内容証明郵便」という言葉をよく聞きますが,どのようなものですか。

 前田 文書の内容と差出日(発送した日)を,郵便局が証明する郵便です。例えばクーリング・オフを利用する場合,一定期間内におこなう必要があります。このような時,業者と後日,紛争が起きることを想定して,内容証明を用いるのがよいでしょう。
 債権が時効によって消滅するのをストップさせる(時効の中断)場合,配達日が重要となるので,「配達証明」というオプションをつけてください。売掛金などの債権を譲り受けた際なども,「配達証明付きの内容証明郵便」を使うのが適切です。
 内容証明郵便は普通郵便に比べ,相手方に対するインパクトが大きいので,重要な内容の通知などに活用されています。記事の最後に具体例のアドレスを掲載しますので,イメージをつかんでください。

―― 素人でもできるでしょうか。

 前田  内容証明郵便は,弁護士に依頼しなくても活用できる定番のツールなんです。
 基本的なルールは,縦書きと横書きで違いますが,縦書きの場合,用紙1枚は,20字×26行以内で作成します。郵送用以外に,自分と郵便局での保管用に同じもの3通を郵便局に提出してください。使用文字,字句の訂正など他にもルールがありますが,文房具屋で売られている内容証明郵便セットを購入し,同封されている説明書に従って進めば,初めての方でも,十分対応できます。ほかに電子内容証明郵便サービスというのもあります。

―― 料金はいくらかかりますか。

 前田 書留郵便料金(420円)と通常郵便料金(定型25gまで80円)に加え,内容証明料がかかります。内容証明料は文書1枚なら420円で,1枚増すごとに250円ずつ加算されます。配達証明の加算料金は300円です。配達証明付きの内容証明郵便を1枚出すと,合計で1220円かかることになります。

―― 注意すべき点はありますか。

 前田 いわば"宣戦布告"の文書と見られることが多いです。相手方が感情的になることも考慮して,作戦を立てる必要があります。内容については,もちろん法律的な裏付けが必要です。例えば,配達証明付きの内容証明郵便を送り続けたからといって,売掛金がずっと時効で消滅しないということになりません。不適切な例として,賃料請求や債権譲渡を受けた場合を挙げておきます。参考にしてください。 ⇒ http://bit.ly/oSjWvq