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お知らせ
メルマガ【弁護士前田尚一の「本当は怖い身近な法律問題」】の新作を発行しました。
2010年3月12日 22:11
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本当は怖い身近な法律問題 vol.10 2010.3.12 http://www.smaedalaw.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん、こんにちは。札幌の弁護士,前田尚一です。 最近,なぜか,自転車事故も含め交通事故の相談が増えており,取り急ぎ, 事務所のHPの中に,対応するページをアップしました。 ⇒ http://www.smaedalaw.com/mt/2010/03/post-25.php 結論から言うと,交通事故に遭った場合,保険会社の提示する金額で示談す るよりも,裁判を経た方が、支払を受けることができる金額が多くなるのが通 例である,ということです。 一方的に交通事故に巻き込まれ,身体を取り返しのつかないない状態にされ たうえ,賠償金を値切られるということになれば,踏んだり蹴ったり,二重の 不幸というほかなく,そのような事態は絶対に避けなければなりません。 驚くほどの金額の違いを,実感していただくため,当事務所で担当し,裁判 を起こして賠償額を増額させた実例を,損害項目ごとの金額も示しながら,具 体的に説明してあります。 ⇒ http://www.smaedalaw.com/mt/2010/03/post-25.php なお,北海道のFMラジオ局AIR-G(80.4FM)の番組「Vivi d Couleur(ビビッド・クルール)」で,担当している「ビビッドワ ールド法律カフェ」でも,,パーソナリティーの野宮範子さんと,交通事故の お話しをする予定です。 3月16日(火)午前9時45分からころから出演しますので,ぜひ,聞い て下さい。 3月9日(火)の, 「ブラックリスト」 のお話しを,次に公開いたします。 ラジオでは,述べなかったのですが,過払いの場合のブラックリストの取扱 いに変更がありましたので,最後尾にご紹介致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Q. よく,債務整理をすると,ブラックリストにのるという話を聞きます? どういう意味なのでしょうか。 ⇒ 「ブラックリストに載る」と言うのは,民間の信用情報機関に「事故情報」 として登録されることを指しています。債務整理は,債務者が支払いやすいよ うにするとか,支払をしなくてもよいようにするのですから,消費者金融会社 など金融機関からすると,顧客が約束どおり支払しない「事故」として扱われ ることになるのです。 Q. 信用情報機関とはどのような組織なのでしょうか。 ⇒ 金融機関を会員としている組織なのですが,主要な会員を消費者金融会社 とするもの,信販会社・クレジット会社とするもの,銀行とするものがありま す。 (註) 信用情報機関の概要 民間信用情報機関とは,個人の借り入れ情報等の信用情報を収集している機関 で,サラ金業者等を主要な会員とする「株式会社日本信用情報機構(JIC)」 (旧日本情報センター。全国信用情報センター連合会(全情連)加盟33情報セ ンターの信用情報事業を承継)、信販会社・クレジット会社を主要な会員とす る「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」(信販・クレジット系の旧CCB は,上記JICに合併。)、銀行を主要な会員とする「全国銀行個人情報信用 センター(KSC)」の3つが主要なものです。 Q. 「事故情報」として登録されるとどうなるのですか? ⇒ 金融機関から借入を行おうとしても借入ができないことや、クレジットカ ードが利用できなくなることがあります。 Q. 借入や利用ができなくなるのは,どの位の期間ですか。 ⇒ 信用情報機関によって,5年から10年間保存されているといわれていま す。 ただし,個々の金融機関は事故データを自社で保有し,半永久的に保存してい る場合もあるかもしれず,この期間が過ぎれば,必ず借入や利用ができるよう になると断言することは出来ません。 Q. ブラックリストに載るのは,自己破産や個人再生といった裁判所の手続の 場合だけですか。 ⇒ ブラックリストは,「事故情報」は,消費者金融会社などが,契約を守れ なかった顧客を悪質なものとして取引から排除するために集約する業界情報で す。 そこで,交渉して支払をし易くする任意整理の場合はもちろん,過払い金の返 還を求める顧客も不適切な取引先として事故情報の対象となる扱いとされてい ました。 しかし,過払い金返還請求は,このコーナーでもお話ししたとおり,利息制限 法に基づく正当な請求です。金融庁は,年明け早々信用情報に反映させない方 針を決め,消費者金融会社を主要な会員とする日本信用情報機構は,まもなく 情報の収集・提供を廃止するとのことです。 この点について,詳しくは, ⇒ http://saimuseiri-kabarai.com/archives/2010/03/post-1.php Q. 事故情報として登録され,しばらく借入れなどが出来ないといわれると, 債務整理をすることをためらってしまうのですが。 ⇒ 債務整理は,多重債務に陥った生活を精算し,新しい生活を目指し,リセッ トをかける仕組みと考えて下さい。そうすると,ブラックリストに載るという デメリットとは到底比較にはならない大きなメリットを得られるはずです。 むしろ,債務整理をする以上,借金を当然とする生活の仕組みとは,縁 を切ってしまう覚悟が必要だと思います。 Q. 債務整理という方法をとる以上,それなりの不利益も覚悟してこそ,新し い生活が見えてくるということですね。 ⇒ はい。任意整理,自己破産,個人再生といずれも,債務者にそれなりに強 力な恩恵が与えられます。 それなのに,何でも思うとおりに出来るとか,全くリスクはないなどとい うことがおかしいわけで,債務整理に関して起こるトラブルも,実はこのような 無い物ねだり,心のすきに入り込まれ,発生するのです。 いずれにしても,人生にリセットをかけるのですから,信頼できる専門家 に,メリットとデメリットをきちんと聞いて方向を決めなければなりません。 Q. 事故情報の登録といわれると,間違った情報が載っている不安もあるのです が。 ⇒ 自分の信用情報の確認信用情報機関に対し,現在の自分の登録信用情報を確 認することが可能です。 開示手数料は個々の機関によって異なりますが、開示申込書等の必要書類に必要 事項を記載した上で、本人確認書類を添付して開示請求をします。 開示された個人信用情報に誤りがある場合には、訂正や削除を求めることも可能 となっています。 Q. ブラックリストについて知っておくべき知識は外にありませんか? ⇒ 浪費癖があって消費者金融会社などから借入を行って多重債務状況に陥って しまいかねない親族がいる場合、その親族について貸付自粛制度に登録させ、多 重債務状況に陥ることを予防することを検討してもいいかも知れません。 おまけ 「過払い金返還請求」記録をブラックリスト情報から除外 ⇒ http://saimuseiri-kabarai.com/archives/2010/03/post-1.php * 「債務整理」や「過払い請求」については,こちらでもいろいろな情報を提 供しています。 ⇒ http://saimuseiri-kabarai.com/(札幌債務整理・過払い救済センター) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お知らせ】 ---------------------------------------------------------------------- ● ラジオ出演 毎週火曜日午前9時45分ころから, FMラジオの番組に出演します。 AIR-G(80.4FM)「Vivid Couleur(ビビッド・クルール)」 ⇒ http://www.air-g.co.jp/vivid/ *9:45ころから放送されるViVid Worldのコーナーで, 「ビビッドワールド法律カフェ」を担当し, パーソナリティーの野宮範子さん ⇒ http://www.air-g.co.jp/dj/detail.php?id=20 とお話しします。 ● 執筆 北海道のローカルニュースを発信する情報サイト「BNNプラス北海道3 65」で連載中の『弁護士Mの小咄』は,こちらからご覧になれます。 ⇒ http://www.hokkaido-365.com/365column/bengoshi/ 最新記事は, 「酒井法子の『その後』」(平成10年2月11日) ⇒ http://www.hokkaido-365.com/365column/bengoshi/2010/02/post- 26.html ● 講演 東区・北区生活習慣病セミナー・アステラス製薬株式会社の共催するセミナー で,平成22年3月9日(火)午後19時45分から,「モンスターペイシェン トについて」と題する講演を行いました。 次のページで,レジュメのほか,配布資料を公開しています。 ⇒ http://www.smaedalaw.com/mt/2010/03/post-27.php ● ブログ 最近は,ブログ『弁護士Mの独り言』にもちょくちょく執筆していますので ,ご覧いただけると幸い。 ⇒ http://blog.livedoor.jp/smaedalaw/ ---------------------------------------------------------------------- ◎ 講演・執筆・取材の実績の確認・ご依頼については,こちらからどうぞ。 ⇒ http://www.smaedalaw.com/consulting/lecture.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンで,今回取り上げていない事項については,次をご参照 下さい。 【個人の法律問題】 ○債務整理 http://www.smaedalaw.com/personal/ ○過払い http://www.smaedalaw.com/personal/excess.php ○交通事故 http://www.smaedalaw.com/personal/trafficaccident.php ○離 婚 http://www.smaedalaw.com/personal/divorce.php ○不動産・借地借家 http://www.smaedalaw.com/personal/realestate.php ○C型肝炎 http://www.smaedalaw.com/personal/c_virus.php 【企業の法律問題】 ○労働問題・労働審判 http://www.smaedalaw.com/company/labor.php ○民事再生・企業倒産 http://www.smaedalaw.com/company/bankruptcy.php ○企業法務 http://www.smaedalaw.com/company/legalaffairs.php ○顧問弁護士 http://www.smaedalaw.com/company/adviser.php 【専門サイト】 ○「札幌債務整理・過払い救済センター」 http://saimuseiri-kabarai.com/ ********* ○無料法律相談 http://www.smaedalaw.com/consulting/free.php ○お客様の声 http://www.smaedalaw.com/voice/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち) 前田尚一法律事務所 〒060ー0061 札幌市中央区南1条西11丁目1番地 コンチネンタルビル9階 TEL 011-261-6234 相談受付専用 0120-481744(24時間受付) Copyright(c)2009- Shoichi Maeda All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━