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お知らせ

メルマガ【弁護士前田尚一の「本当は怖い身近な法律問題」】の新作を発行しました。

2010年3月 7日 20:11

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     本当は怖い身近な法律問題 vol.9 2010.3.07
          http://www.smaedalaw.com/
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 皆さん、こんにちは。札幌の弁護士,前田尚一です。

 先月から,毎週火曜日,FMラジオに出演しています。
 北海道のFMラジオ局AIR-G(80.4FM)の番組
    「Vivid Couleur(ビビッド・クルール)」で,

       「ビビッドワールド法律カフェ」

を担当し,パーソナリティーの野宮範子さんとお話しさせていただいています。

 午前9時45分ころから出演しますので,ぜひ,聞いて下さい。


 さて,今回は,速報版ということで,
  3月2日(火)に,この番組でお話しした,

  「過払い請求は,急いでしなければならないというのは,本当なのか?」

の内容をお知らせします。

 なお,次回3月9日(火)は,

    「ブラックリスト」

についてお話しする予定です。

 なお,この番組では,今後,「交通事故の賠償請求で損をしないための知識」
などについても,お知らせする予定です。

 午前9時45分ころから,80.4FMにお合わせ下さい。


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Q. 前回,過払い金返還について依頼した弁護士や司法書士との間でトラブ
ルが多発しているというお話しをお伺いしました。過払い金返還請求は急がな
ければならないと説明されるようですが,その話は本当なのでしょうか?

A. 危機感を煽る説明であれば問題です。ただ,そのこと自体は間違いでは
ありません。
 過払い請求が急増し,消費金融の経営が危なく,早い者勝ちだと言われるこ
とがありますが,法律的にも,権利は一定期間を過ぎると請求できなくなりま
す。
 消滅時効といわれる制度です。過払い金返還請求権も,消滅時効にかかりま
す。


Q. 消滅時効で過払い金が請求できなくなるとのことですが,殺人罪も時効
で罪を問えなくなったなどと報道されますが,それと同じことですか。

A. 殺人の例は,犯人を罰することができるかという刑事事件という場面の
ことで,正確に言うと,お金を取り戻すという財産に関する民事の場面とは違
います。ただ,イメージとしては似たようなものと理解していただいてよいと
思います。
 過払い金は,不当利得請求権という権利に基づいて請求することになり,そ
の期間は10年とされています。
 ただ,どの時点から10年をカウントするのか,特に消費者金融との間で,
一回完済した扱いとなった後にまた借入をしたような形になっている場合には,
難しい問題がありますので,専門家の説明を受けて下さい。

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Q.  今まで当然返ってくるということで過払い金のお話しを聞いてきたので
すが,なぜ,もともと借入をし,それを返しただけなのにお金が戻ってくるの
でしょうか。

A. 利息制限法という法律があり,利息の上限を決めているのに,消費者金
融業者は,多くの場合,この上限を越えた利息をとっていたからです。


Q.  利息の上限が決められているのになぜ上限を越えてもよかったのですか。

A. 貸金業法という法律の中では,一定の要件を具えると,利息の上限を超
えても一旦払ってしまったら有効となる場合があることが定められており,広
く解釈されていたからです。しかし,最高裁判所は,平成18年に,この規定
が使えないような解釈を示したため,過払い金返還請求がどんどんされるよう
になったのです。


Q. もう少し具体的に説明して下さい。
 
A. 利息制限法では,利息の上限が,元本が10万円未満の場合は年2割,
元本が10万円以上100万円未満の場合は年1割8分,元本の額が100万
円以上は年1割5分までと定められています。
 消費者金融は,この上限を越えた利息をとる訳ですから,債務者が消費者金
融との約束どおり支払をした場合,利息として取られる部分が多くなり,その
分,元々借りたお金,つまり元金が減らない扱いとなります。債務者は,元金
が減らない,元金が減らないと,せっせせっせと返済するわけです。
 しかし,利息制限法によると,支払のうちから元本の返済に回せる部分が多
いはずですから,もっと元金が減っていることになります。
そして,ついには,元本が0になっても,約束上は元金が残った扱いとなるた
め,支払続けるわけです。
これが過払い金であり,返還を求めることができることになるのです。

 興味のある方は,ネットで,次のページをご覧下さい。グラフを使って分か
りやすく説明してあります。

  ⇒ http://www.smaedalaw.com/personal/excess.php


Q. 実際には,どの位の期間で過払いとなるのですか。
 
A.  債務者それぞれが,借り方返し方が違いますので,期間だけで判断す
ることは出来ません。依頼を受けた後,取引履歴と呼ばれる消費者金融業者
に借り方返し方の状況を明らかにするよう要求して,事務所で利息制限法に
従って計算をし直し,ようやく過払い額が判明します。

 一括の場合ですと,必ず過払いとなっています。
 5年以上になると怪しくなり,10年を超えると,多くの場合過払い金が
発生しています。

Q. 過払い金と一言で言っても,面倒なものですね。きちんと専門家に相
談しなければなりませんね。
 
A. はい。過払い請求は権利の行使です。前回お話ししたように,依頼した
弁護士や司法書士とトラブルとならないようにするためにも,

きちんと自分の権利について理解しておく必要があります。



* 「債務整理」や「過払い請求」については,こちらでもいろいろな情報を
提供しています。
 ⇒ http://saimuseiri-kabarai.com/
                (札幌債務整理・過払い救済センター)

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【お知らせ】
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● ラジオ出演
  毎週火曜日午前9時45分ころから,
  FMラジオの番組に出演します。

  AIR-G(80.4FM)「Vivid Couleur(ビビッド・クルール)」
   ⇒ http://www.air-g.co.jp/vivid/
  *9:45ころから放送されるViVid Worldのコーナーで,
  「ビビッドワールド法律カフェ」を担当し,
   パーソナリティーの野宮範子さん
   ⇒ http://www.air-g.co.jp/dj/detail.php?id=20
  とお話しします。

● 執筆
  北海道のローカルニュースを発信する情報サイト「BNNプラス北海道3
 65」で連載中の『弁護士Mの小咄』は,こちらからご覧になれます。
   ⇒ http://www.hokkaido-365.com/365column/bengoshi/

  最新記事は,
   「酒井法子の『その後』」(平成10年2月11日) 
 ⇒ http://www.hokkaido-365.com/365column/bengoshi/2010/02/post-26.html

● 講演
 東区・北区生活習慣病セミナー・アステラス製薬株式会社の共催するセミナーで,平成22年3月9日(火)午後19時45分から,「

モンスターペイシェントについて」と題する講演をすることになりました。
 ⇒ http://www.smaedalaw.com/mt/2010/01/post-21.php 

● ブログ
  最近は,ブログ『弁護士Mの独り言』にもちょくちょく執筆していますので,ご覧いただけると幸い。
 ⇒ http://blog.livedoor.jp/smaedalaw/

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◎ 講演・執筆・取材の実績の確認・ご依頼については,こちらからどうぞ。
   ⇒ http://www.smaedalaw.com/consulting/lecture.php

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 このメールマガジンで,今回取り上げていない事項については,次をご参照
下さい。

【個人の法律問題】
○債務整理   http://www.smaedalaw.com/personal/
○過払い   http://www.smaedalaw.com/personal/excess.php
○交通事故  http://www.smaedalaw.com/personal/trafficaccident.php
○離 婚     http://www.smaedalaw.com/personal/divorce.php 
○不動産・借地借家 http://www.smaedalaw.com/personal/realestate.php
○C型肝炎  http://www.smaedalaw.com/personal/c_virus.php

【企業の法律問題】
○労働問題・労働審判  http://www.smaedalaw.com/company/labor.php 
○民事再生・企業倒産 http://www.smaedalaw.com/company/bankruptcy.php
○企業法務   http://www.smaedalaw.com/company/legalaffairs.php
○顧問弁護士 http://www.smaedalaw.com/company/adviser.php

【専門サイト】
○「札幌債務整理・過払い救済センター」
             http://saimuseiri-kabarai.com/
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○お客様の声   http://www.smaedalaw.com/voice/

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  弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
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