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最近,『法律問題』が身近になってきた。
HIV訴訟,オーム裁判といった大事件だけではなく,カード地獄,自己破産,離婚,相続,立退き等々,新聞やテレビを賑わし,また時には知人が巻き込まれていたりで,いやでも,いろいろな『法律問題』が耳に入ってくる。
ところが,これだけ身近な話題になっていても,大多数の方々は,自分が『法律問題』に関わるなどとは考えていない。しかし,『法律問題』は,貴方の都合も聞かず,ある日突然やってくる。
真面目(まじめ)が取り柄の新人ホテルマンのA君。勤務先のホテル会社とともに,
200万円を支払え!!
という裁判を起こされた・・・・・・。
今回は,新人ホテルマンA君,そして経営者であるホテル会社に,突然やってきた『法律問題』についてお話しすることにしよう。
舞台は,あるシティホテル。ホテルのロビーで彼女と待ち合わせをしていたB氏。彼女に待たされ,はや1時間。イライラしながらふと横を見ると,ルイヴィトンのバッグが置いたまま。B氏は,早速,フロントにバッグを届けに行った。
担当は,今年入社のホテルマンA君。B氏の目の前でバッグを開けてみた。何と,中には札束が20束,2000万円もの大金が入っていたのである。A君,これは大変とB氏からバッグを預かり,とりあえず備え付けの金庫に入れておいた。ちょうど彼女がきたこともあり,B氏は名刺を置いて帰って行った。
数分後,うら若き女性が血相を変えてフロントに現われた。A君に向かって,「2000万円入ったバッグをなくしてしまったんです。」と今にも泣かんばかり。A君は,念のため「どんなバッグですか。」と質問。女性は,「ルイヴィトンのバッグなんです。」。どうやら女性はバッグの落とし主に間違いない。
落とし主本人に返すのであれば,何も問題はないハズ。A君は,2000万円入りのバッグをその女性に返した。女性は,本当に喜び,何度も頭を下げて帰って行った(もちろん,A君は,仕事に忠実な男であるから,これを機会に彼女の電話番号を聴いておき,デートに誘おうなどとは考えもしない。)。
A君は仕事冥利(みょうり)に尽き,女性は喜び,