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知っ得「法律」情報

人間の「治癒力」と最高裁判所

 9月18日は,東京へ赴き,最高裁での弁論でした。
 ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E9%A0%AD%E5%BC%81%E8%AB%96
 とても,貴重な経験を得ることが出来ました。
 
最高裁での弁論終了後,名古屋に向かう新幹線の中で,ノートパソコンを起動させるとトンデモナイ事件が起きたことを知りました。

 札幌弁護士会の副会長が逮捕された昨日のニュースで,札幌弁護士会の副会長である弁護士が,覚せい剤所持で逮捕されました。
 奇しくも,酒井法子の保釈の日でした。
 ⇒ http://www.hokkaido-365.com/365column/bengoshi/2009/09/post-24.html
 随分前に(2002/08/20)になりますが,「弁護士の不祥事が続々...」という記事をかいたことがあります。弁護士大量増員時代に起きた事件ですが,大量増員の結果起きたことと,そうではない元来の不祥事とは区別して考える必要があります。
 このことは,近々,「BNNプラス北海道365」に寄稿しようと予定しています。

 閑話休題。

 話は少し戻ります。
 最高裁に赴き,玄関で守衛さんに,「すいませんが・・・」と声をかけると,「あっ,前田先生ですね。お待ち下さい。」と。
 そして,守衛さんが電話をかけてくれ,お迎えの方が,控え室まで案内されます。
時間になると,またお迎えが,法廷まで案内してくれます。今,この世の中に,こんな世界があるのかと,正直,感動致しました。

 私は,突如,理不尽にも私の依頼者を敗訴とした高裁の裁判長に,とてもとても感謝しなければなりません。

 最高裁の守衛さんに「あっ,前田先生ですね。お待ち下さい。」といわれ,その後外階段を上がって行く途中,その階段につっかかって,こけてしまいました。左足親指を突き指してしまったのです(最高裁でのお話しは,またいつかお話しします。)。

 3週間もたっても,痛みはとれない。女房の強い勧めで,自宅近くでお世話になっている鍼の先生のところに治療してもらいに参りました。
 この鍼の先生。鍼を刺さずに,患部以外の場所に置いて治療するのです。
 不思議。あの左足親指周辺の痛み,数分以内になくなったのです。

 この鍼の先生。美男ではありませんが,話がとても面白い。
 ⇒ http://www.tsuboya-shinkyu.com/info.html  治療中,先生と話をしながら,私が理解した鍼の極意は,どのような方法(戦術)で,血流をよくするか(戦略)にある。
 ですから,生理学的意味での原因そのものを取り除くわけではない。西洋医学とは発想が違います。

 西洋医学は,要するに,胃が癌になれば,胃を,手術で取り除いて,癌になったがする悪さを取り除くとともに,他への転移を排除するわけです。
 しかし,鍼は,本人が本来持つ「治癒力」の働きを極大化する。そのために,あるべき「治癒力」の活動を妨げている悪者共を退治して,血流を良くするという形で,本人の環境を整備する。私はそう理解しました。

 実は,このような考え方。私共の仕事の仕方にも,とても重要な示唆を与えます。
 法律により紛争を解決する場面は,誰がなんと言おうと,「勝ち負け」の世界です。
 そして,勝てるための,一番大事な要因は,ご自身の「生命力」(「治癒力」の
言い換えです。)だと思うのです。私が,「『法律』は、" 法律を知っている者に味方する!!"と言い,「『弁護士』の仕事は、"クライアント(依頼者)との協働作業"である、」と断言しているのは,そういった意味でのことです。


 ある離婚事件で,私が奥様の代理人となったとき,相手であるご主人は,こう言いました。

 「僕だけのことであれば裁判所までこない。離婚することは,キミがこれから幸せに生きていくためにも必要なことだから,裁判所の手続をしたんだ!!」


ふざけないで欲しい。そう思いませんか。でも,戦術として,「皆の幸せ」を相手にも思わせる同業者は,やはり一流です。残念ながら,上記事案の弁護士は,私と一緒になって怒っておりました。


 でも,お陰様で,・・・。

 私は,「勝ち負け」の法律の世界に巻き込まれたとき大事なことは,まず,依頼者が,
「勝ち負け」をどのようなものとイメージするか。
 そして,私が,依頼者が本来持っている「治癒力」をどれだけ引き出すことができるか,にかかっていると思います。


 こんなことを考えるようになったのも,上手いやり方を教えてくれるだけではなく,そういうことを自分で思いつけるようにご指導頂いている私のコンサルタント横浜のIR先生や,IR先生にご紹介いただき,北海道で会いたいと思っていた方と会う機会を設定してくれた,高輪にあるA社のA社長のお陰です。

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